FAQ RAG Dify 情シス向け

社内FAQ自動応答ワークフロー

社内規定・FAQドキュメントをベクトル化し、Difyの回答フロー上で自動応答するテンプレート。 「出典なし回答」を避けるためのメタデータ運用も含みます。

Difficulty
初中級 ●●○
Runtime
Dify Workflow
想定構築時間
半日〜1日
更新日
2026.06.24

概要

社内で日常的に発生する「規定・手続き系の問い合わせ」を、AIチャットが一次対応する構成です。 FAQ・社内規程・業務マニュアルをベクトル検索で拾い、Difyの回答生成ノードで 出典付きの回答を返します。担当者は判断を要するケースだけに集中できます。

テンプレートには、質問の意図分類、検索クエリの正規化、回答の禁止事項ハンドリング、 そして「答えられない場合の人手エスカレーション導線」が含まれています。

何を解決するか

PROBLEM 01
同じ質問への回答工数
「経費申請の締切は?」「有給の残日数は?」等が総務・情シスに集中する状況を分散。
PROBLEM 02
情報の分散と非対称
Wiki・PDF・Slackチャンネルに散在するFAQを、一つの入口から辿れるようにします。

想定利用シーン

  • 社内ポータル / Teams / Slack に埋め込む一次窓口
  • 入社直後の社員が「まず聞く」場所として
  • ヘルプデスクの負荷分散、営業時間外の受け皿
  • 過去問い合わせを再利用して、FAQを継続改善する運用

Difyワークフロー概要

INPUT ユーザー質問 LLM 意図分類・正規化 RETRIEVE ベクトル検索 LLM 回答生成 + 出典 OUTPUT 回答 + 引用ソース 低スコア時 → 人手へ Knowledge Base

入力 / 出力

Input

  • ユーザーからの自然文の質問
  • 部署 / 役割の属性 (任意)
  • 会話履歴 (継続時のみ)

Output

  • 回答本文 (Markdown対応)
  • 出典 (ドキュメント名 + 章タイトル)
  • 関連する追加質問候補
  • 低確度時: 人手エスカレーションフラグ

導入の流れ

1

FAQ・規程資料の棚卸し

まずは対象範囲を絞ります。全ドキュメントを一度に入れず、 対応頻度の高い上位20〜30文書から始めるのが実務的です。

2

チャンク分割とメタデータ付与

章・節単位でチャンク分割し、部署・改訂日・機密区分をメタデータ化。 後で「古い規程を引かない」フィルタに使えます。

3

Difyでナレッジ登録・検索設定

ベクトルストアに投入し、リランクの有無を検索精度と応答速度のバランスで判断します。

4

回答テンプレートと出典表示の調整

「参照した文書名 + 章」を必ず末尾に出す指示、 および「わからない時は正直にわからないと答える」制約を組み込みます。

5

エスカレーション導線を接続

低確度回答時に人手対応へつなぐSlack通知 / チケット起票を接続。 未解決ログはFAQ改善のインプットにします。

注意点

ハルシネーション対策は必須 「知らないことは答えない」制約と、出典ドキュメントの明示をワークフロー内に必ず組み込みます。
機密文書の分離 人事・法務など閲覧権限が分かれる文書は別ナレッジに分け、認証・アクセス制御を上位で受けます。
ドキュメント更新の運用ルール 「古い規程を引く」事故を避けるため、更新日メタデータでの絞り込みと、旧版の隔離運用を先に決めます。

関連ツール・ベンダー COMING

Under Preparation

このワークフローを支える周辺ツール群を整備中です

ベクトルDB選定、Cloudflare Workers上の認証プロキシ、ログ基盤 (D1 / R2) など、 本番運用を支える構成要素を「関連ツール」「ベンダーハブ」ページとして整備予定です。

Cloudflare Workers
ベクトルDB比較
認証プロキシ構成例