================================================== AI技術相談アシスタント — 過去事例KBサンプル ================================================== このファイルは「dify-ai-consulting-v1.yaml」と組み合わせて使う サンプル過去事例集です。Dify のナレッジ(過去事例KB)に登録してください。 実際の運用では、自社の議事録・提案書・報告書・商談メモ等に 差し替えて使用してください。 ================================================== 事例01:社内ファイルサーバーのNAS移行 ================================================== 【案件概要】 従業員50名の製造業。築10年のWindowsファイルサーバー(オンプレ)が 老朽化し、バックアップ運用も属人化。NASへの移行を検討。 【顧客課題】 - サーバーの物理障害リスクが高い(RAID構成なし) - バックアップ作業が毎週手動で実施されており担当者依存 - テレワーク時のVPNアクセスが遅く、ファイル共有に不満 【提案内容】 SynologyのNAS(DS1522+)を導入し、Active DirectoryはAzure ADに統合。 バックアップはHyperbackupで自動化。VPN代替としてCloudflare Tunnelを採用し、 テレワーク時の遅延を解消。 【採用理由】 - オンプレNASにすることでランニングコストを抑制 - Cloudflare Tunnel(無料プラン)でVPN構築・管理コストをゼロに - SynologyのGUIで情シス1名でも運用可能 【導入ステップ】 1. 既存ファイルサーバーのデータ量確認(約2TB) 2. NAS購入・設定(RAID6、Active Directory連携) 3. データ移行(深夜作業2回) 4. cloudflared設定・動作確認 5. 利用者説明会(30分×2回) 【結果・教訓】 移行後3ヶ月で障害ゼロ。バックアップは完全自動化。 注意点:Active Directory移行時に一部の共有フォルダの権限が リセットされたため、事前の権限一覧の取得が必須。 ================================================== 事例02:DifyによるIT問い合わせFAQボット導入 ================================================== 【案件概要】 従業員200名の小売業。情シス2名体制。 「パスワードリセットの方法」「VPNつながらない」等の 繰り返し問い合わせが月50件以上。対応に追われ本来業務に集中できない。 【顧客課題】 - 同じ質問が繰り返され情シスの工数を圧迫 - 既存のFAQページ(Excel)が更新されておらず参照されない - 問い合わせ対応が在席時しかできない(夜間・休日は翌営業日) 【提案内容】 Difyのセルフホスト版を社内NAS上のDockerで構築。 既存のFAQ Excel・手順書PDFをナレッジベースに登録。 TeamsのWebhookと連携し、Teams内でAI回答を受け取れる構成に。 【採用理由】 - セルフホストのため機密情報をクラウドに出さない - Teamsと連携することで利用者が新しいツールを覚える必要がない - ナレッジ更新はDifyのGUIから情シス担当者が直接できる 【導入ステップ】 1. Docker環境の準備(既存NASにDockerをインストール) 2. Dify v1.x のdocker-compose起動 3. FAQドキュメント整理・ナレッジベース登録(約40チャンク) 4. チャンクサイズ・score_threshold のチューニング 5. Teams Webhook連携設定 6. 情シス内でのパイロット運用(2週間) 7. 全社展開 【結果・教訓】 展開3ヶ月で繰り返し問い合わせが月50件→18件に減少。 注意点:チャンクサイズを300文字に設定したところ手順の途中で 切れて回答が不完全になるケースが発生。800文字に変更して解消。 ================================================== 事例03:Wi-Fi電波調査と無線LAN更改 ================================================== 【案件概要】 従業員100名のオフィス(3フロア)。会議室でのTeams会議中に 映像が止まったり音声が途切れる問題が頻発。Wi-Fi機器は7年前の Cisco Aironetで、アクセスポイント12台。 【顧客課題】 - 会議室でのオンライン会議品質が悪い(週10件以上の苦情) - 現状のWi-Fi電波状況の可視化ができていない - IT担当者がネットワーク専門でなく原因特定に時間がかかる 【提案内容】 まず無料のPython製サイトサーベイツール(IroHive製)で電波状況を可視化。 ヒートマップから会議室エリアの電波の弱点を特定。 Cisco Catalyst 9130シリーズに更改し、Cisco Merakiで集中管理。 【採用理由】 - 電波調査を先に実施することで更改後の効果を定量的に説明できる - Merakiのクラウド管理でフロアをまたいだ設定変更が容易 - 既存のCisco資産と同一ベンダーで担当者のスキルを活かせる 【結果・教訓】 更改後、会議室の電波強度が-55dBm以上(更改前は-75〜-80dBm)を確保。 Teams会議の苦情はゼロに。 注意点:APの設置位置は事前のサイトサーベイで決定したが、 天井裏の配線ルートを事前確認していなかったため、 一部APの設置位置を変更する必要が生じた。 ================================================== 事例04:Microsoft 365移行とSharePoint整備 ================================================== 【案件概要】 従業員80名の不動産会社。オンプレのExchange Serverが バージョン切れ(Exchange 2013)。メールサーバーの更改を機に Microsoft 365(Business Premium)に移行。 【顧客課題】 - Exchange Serverの保守終了でメール配信の安全性に懸念 - ファイル共有が各自のPCローカルとNASに分散、共同編集できない - 外出先からの社内ファイルアクセスにVPNが必要で不便 【提案内容】 Exchange → Exchange Online(M365)に移行。 ファイルはSharePointに集約し、OneDrive Syncでローカルフォルダとして利用。 Power AutomateでExcelの週報を自動集計する仕組みも同時構築。 【採用理由】 - 既存のOfficeライセンス更新と合わせてコスト最適化 - SharePoint + OneDriveでVPN不要のファイルアクセスを実現 - Power AutomateはM365ライセンスに含まれるため追加コストゼロ 【導入ステップ】 1. M365テナント作成・ドメイン設定 2. メールボックス移行(cutoverマイグレーション) 3. SharePointサイト設計・ファイル移行 4. Power Automateフロー構築(週報集計) 5. 利用者向けトレーニング(2時間×3回) 【結果・教訓】 メール移行は3週間、ファイル移行は4週間で完了。 注意点:OneDriveの初回同期に時間がかかる(2TB以上の場合は数日)。 事前にOneDrive Known Folder Moveを段階的に適用することで 利用者への影響を最小化。 ================================================== 事例05:ゼロトラスト化とVPN廃止 ================================================== 【案件概要】 従業員60名のコンサル会社。コロナ禍で整備したVPNが セッション数上限・速度不足で問題化。セキュリティポリシー上 VPNの廃止とゼロトラスト化を検討。 【顧客課題】 - VPNの同時接続上限(30セッション)を超えて接続できないケースが発生 - 退職者アカウントの即時アクセス遮断ができていない - 社内サーバーへのアクセスログが取れていない 【提案内容】 Cloudflare Zero Trust(Access + Tunnel)を導入。 社内サーバーにcloudflaredをインストールしてトンネルを構築。 Cloudflare AccessでGoogle Workspaceのアカウントとシングルサインオン連携。 【採用理由】 - Cloudflare Zero Trust Free(50ユーザーまで無料)でVPNコストを削減 - Google Workspaceと連携するため退職者対応はGoogleアカウント削除のみ - アクセスログがCloudflareダッシュボードで確認できる 【結果・教訓】 VPN廃止完了。月額VPN費用(約3万円)を削減。 退職者対応がGoogleアカウント停止だけで完結。 注意点:社内の一部オンプレアプリがIPアドレスベースの認証をしていたため、 Tunnel経由のIPがCloudflareのアドレスになることで認証が通らなくなった。 該当アプリはサービストークン認証に変更。